地域に溶け込む天然ガスプロジェクト
地域開発と環境保護を両立する巨大事業

ロジャー・ハミルトン

アマゾン流域の開発者は、先住民の生活や自然環境の保護と開発をいかに両立させるかという難しい決断に迫られるのが常だ。そんな中、カミセア天然ガスプロジェクトは社会的にも環境面でも持続可能な事業としての評判を高めている。同プロジェクトに開発事業者として参加するプルスペトロル社は先住民との相互理解を深め、彼らのニーズを把握することに多くの時間を割く。開発地域の政治力学や文化的慣習、伝統を十分理解しなければ、どれだけ資金をつぎ込んでも、またどれだけ善意に基づくものであっても、地元の人々の反感と不信を買う結果につながるだけだと考えるからだ。プルスペトロル社は地域の開発事業への融資と引き換えに土地の使用権を獲得するアプローチを取る。融資を受けた地域の人々が資金を有効に活用できるようフォローアップ支援も怠らない。そんな中、カミセア天然ガスプロジェクトは投資総額14億ドル(IDBからの融資7,500万ドル)と南米最大級のインフラ整備事業へと成長した。

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ペルー:夕暮れ時のラスマルヴィナス工場。工場の向こうには熱帯雨林が

全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=4501(英文)にてどうぞ。

アマゾンの「異端者」
巨大企業ならではの地域社会・環境保護に期待する声も

ロジャー・ハミルトン

巨大開発企業はその巨大さ故にアマゾンにとって脅威となるか—「それは違う」とブラジルの大手石油会社ペトロブラス社のコンサルタントを務めるミルトン・オルテガは語る。「巨大だからこそ、その豊富な資金と人材で大きな問題に取り組むことができる。脅威ではなく、むしろチャンスと見るべきだ」。そのオルテガがパイオニアとして賞賛するのが同じく石油会社であるペルーのプルスペトロル社だ。先住民との対話をあくまで重視するプルスペトロル社の姿勢はペトロブラス社にも影響し、ペトロブラス社は地元の人々との間で合意が形成できるまでは開発を行わない方針を立てている。「むしろ脅威となるのは地域に流入する移住者や違法伐採事業者だ」とオルテガは言う。事実、両社の活動は地元住民の教育の質の改善や外部者との交渉スキルの向上につながり、彼らが望まない変化に対抗する力を得るためのエンパワーメントの機会となっている。

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ペルー:ミルトン・オルテガを見送る先住民コミュニティのリーダー、トマス・アンドレス

全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=4497(英文)にてどうぞ。