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1. IDB主催公式セミナー
総会に先駆け4月6日から10日までIDB主催による公式セミナーが開催されました。
公式セミナーは、7つのテーマに関して開催され、それぞれのテーマにおいてラテンアメリカおよびアジアから著名なスピーカーを招き興味深い発表・討議が行われました。
このうち、送金と移民に関するセミナーでは、IDBグループの多数国間投資基金(MIF)が総会直前に行ったラテンアメリカから日本に来ている労働者の本国への送金に関する調査結果を発表しました。これによると、日本に暮らすラテンアメリカの出稼ぎ移民が昨年、本国の親族らに総額26億6,500万ドルを送金したと推計され、米国に次ぐ第2位の送金額となっていること、2003年の日本のラテンアメリカに対するODA総額約4億6,390万ドルの約5.7倍に当たり、米国でもラテンアメリカへの送金額は320億ドルとODAを上回っており、送金が本国の経済を支える実態が明らかにされました。
その他のセミナーでも、貧困削減のための水資源管理、競争力向上と経済発展を目的とした科学技術の重要性、ミレニアム開発目標達成のためのラテンアメリカとアジアのベストプラクティスの共有、国際化の中でのラテンアメリカとアジアの協力関係、脱ドル化のためのアジアおよびラテンアメリカの経験・戦略の共有、また中央アメリカ・ドミニカ共和国への投資促進を念頭においた当該地域の安定性、優位性等、ラ米地域が直面する様々な問題について、政府、民間、学者といった各ジャンルの専門家による熱心な討議が多くの参加者を交えて行われました。
また、これらのセミナーには、韓国や中国などアジアより大臣クラス、またアジア開発銀行黒田総裁の出席も得て、今次総会がアジアで行われる特色を色濃く反映したものとなりました。この背景には、最近におけるラ米とアジアとの急速な経済的関係の強化と両地域が抱える開発課題を共に学びそれぞれが今後の開発政策の立案、実施にあたっての参考にしていこうとの強い要請がありました。
今回の沖縄における様々な討議、意見交換を通じて、ラテンアメリカとアジアの関係強化が更に進展することが期待されます。
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