市民の警察
疑惑と反発の年月を経て、ボゴタ市民が警察に好感を抱くようになったわけ

チャロ・ケサダ

ボゴタでは警官が地域別のパトロールを開始してから、暴力犯罪による死者数が激減し、警官のイメージも向上した。警官の研修や警察内部の手続き改善のために、IDBの5700万ドルの融資が活用された。地域警官は今や住民の憧れであり、治安維持になくてはならない存在となっている。
公園で子供たちが安全に遊べるようパトロールするボゴタ市ボサの地域警官
公園で子供たちが安全に遊べるようパトロールするボゴタ市ボサの地域警官
全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2817(英文)にてどうぞ。

広場を取り戻した人々
独自の防犯体制で治安改善と警察業務の効率化を果たしたボゴタ

チャロ・ケサダ

ボゴタでは、市民が協力し緊急事態の際にお互いに助けあう防犯システムが確立された。これにより、以前は危険地域とされた広場でも子供たちが遊べるようになった。市ではほかにも、IDBの5700万ドルの融資を活用し警官の研修などを行っている。
地域警官と話をするボゴタ市ラ・リベルタドの防犯委員
地域警官と話をするボゴタ市ラ・リベルタドの防犯委員
全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2841(英文)にてどうぞ。

シャーロック・ホームズさえチームを組んだ
縄張り争いをやめ、協調と成果主義への道を歩み始めたコロンビアの警察

チャロ・ケサダ

コロンビアの警察当局は、IDBが「平和的共存と治安維持のためのプログラム」に対して行った5700万ドルの融資の一部を利用して、統一ガイドラインの策定や警察関係者への研修を実施し、さらに情報共有のためのネットワークを構築した。これにより、コロンビアの警察は従来の縦割り型組織から脱却し、関係各機構との協力が可能となった。
犯罪対策について話し合う、コロンビアの警察機構の代表者
犯罪対策について話し合う、コロンビアの警察機構の代表者
全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2845(英文)にてどうぞ。

コミュニティポリシング−四都市からの教訓
ブラジル、コロンビア、グアテマラの四つの都市で行なわれた研究を検証

チャロ・ケサダ

IDBの委託で行なわれたコミュニティポリシング(住民と一体となった警察活動)に関する研究の報告書が取りまとめられた。報告書は、住民が警察に親近感を持つことが警察活動の活性化、警察組織・業務の改革へとつながることを明らかとした。さらに同報告書は、理論に裏づけされたガイドラインの策定等の勧告を提言している。
ボゴタ郊外にあるラ・リベルタドを巡回する地域の警察官
ボゴタ郊外にあるラ・リベルタドを巡回する地域の警察官
全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2821(英文)にてどうぞ。

水を求める街

ポール・コンスタンス

ラ米・カリブ海諸国では、安全な水の供給が緊急課題となっている。水問題の解決は政府予算との兼ね合いもあり容易ではないが、『IDBAmerica』の特集で紹介されたように、ブエノスアイレスやキトなどは水問題への革新的な取り組みを進めてきた。『IDBAmerica』では今号と次号でホンデュラスのサンペドロスラ、プエルトコルテスの特集記事を組んでいる。
水道・衛生設備を改善するため民間企業と協力するブエノスアイレス
水道・衛生設備を改善するため民間企業と協力するブエノスアイレス
全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2901(英文)にてどうぞ。

コップ半分の水
サンペドロスラの水道事業は納税者の負担なしに改善した。それにも関わらず、不満が残るそのわけは

ポール・コンスタンス

Aguas de San Pedro(ASP)社によるサンペドロスラ(ホンデュラス)の水道事業の成果に賛否両論が巻き起こるのはなぜだろうか。その理由を探るためIDBは現地を視察した。水道事業により各家庭への水の供給には大幅な改善が見られたが、メーターの設置や水道料金の値上げにより一般家庭の負担が増えてしまったのだ。解決には、市と企業、市民の間の話し合いが必須となる。サンペドロスラの事業から他国が学ぶ教訓は多い。
サンペドロスラ郊外の低所得地域、コフラディアの新しい水処理設備
サンペドロスラ郊外の低所得地域、コフラディアの新しい水処理設備
全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2869(英文)にてどうぞ。

飲めない水
水分野では、水道管や浄水場より政策や世論が重視されることもある

ポール・コンスタンス

ホンデュラスのコフラディアでは、「水道水のせいで病気になった」「ASP社が水道料金を不当に値上げしている」「水道水は飲めない」という噂が広がった。これらはすべて根拠のない噂であったが、いまだに噂を信じる者もいる。水道事業全体への悪影響を懸念するASP社は今後広報活動に力を入れ、水に関する住民の正しい理解を促進していく。
ASP社がコフラディアに新たに建設した水処理施設を検査する職員
ASP社がコフラディアに新たに建設した水処理施設を検査する職員
全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2889(英文)にてどうぞ。

サンペドロスラの教訓

政府予算が厳しいラ米諸国では、水道事業への民間企業の関与が欠かせない。ASP社の水道事業を振り返り、ホンデュラスのサンペドロスラは、事業成功への鍵として次の5点の重要性を学んだ。(1)事業監督機関の設立(2)住民の声への前向きな対応(3)土地使用に絡む問題の早期解決(4)実施計画交渉における柔軟性(5)「ムチ」より「アメ」を。
全文は、http://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2893(英文)にてどうぞ。