組合は役立つか?
組合は労働市場の歯車を回す潤滑剤になるが、組合によって歯車が止まることもありえる。
いずれになるかは行政の政策次第である

 

エドゥアルド・ローラ

 ラ米では、その趣旨が組合員を助けることにあるのであれば、労働組合はどちらかと言えば成功である。若干の例外はあるものの、非組合員に比べて組合員の方が給与は高く、労働時間は短く、手当ても充実している。

 しかし、別の尺度から見ると、ラ米地域の組合は成功しているとは言いがたい。ラ米では、他の殆どの地域よりも組合が法律によって手厚く保護されているにもかかわらず組合結成率は世界最低水準である。つまり、組合は全ての産業で盛んであるわけではなく、レントシーキング(特殊利益追求)を分け合うことができることを特徴とする石油や公営の独占事業といった分野に集中しているのである。

 ラ米全域の組合が貿易の自由化や民営化による大きな衝撃を受けているとしても不思議ではない。この地域の組合は行動の基本が付加価値の増大よりもレント(特殊利益)の分配にあるため、経済の近代化対策に断固として反対してきた。

 しかし、組合が必ずしも労働市場の運営や生産性の向上の支障になっているとは限らない。それどころか、組合は、先進工業国、特に欧州の先進工業国に見られるような重要な役割を果たすことができる。

 全文はhttp://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2477(英語)にてどうぞ。

 
「諸国には組合を無視する余裕などない」(ローラ談)

 

 


 


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