ペルーの公共交通機関を支援するIDB

 

 IDBは、ペルーの首都リマ市における総合公共交通システムの第一段階の資金調達を支援するため4,500万ドルの貸付を承認した。

 IDBがペルーの自治体に貸付を行うのは今回が初めてである。このプロジェクトでは、28.6kmの超ロング連接バス専用道路、一段高いバス停35ヶ所、中間ターミナル2ヶ所、メインターミナルと郊外をつなぐ50kmの支線道路、自転車用道路、環境改善、歩道橋の建設が行われる。

 この交通システムは、1日約63万人(大半は低所得者居住区の住民)を運び、リマの北部と南部を高速道でつなぐことになる。営業権を取得した民間企業が、環境に優しいエネルギーで走る新しい連接バス250台を南北幹線道路で、さらに154台のバスを支線で運行する。

 このプロジェクトにより、通勤時間の短縮、経済競争力の強化、交通渋滞の緩和、道路の安全の向上、大気汚染の軽減が実現することになる。このプロジェクトは、ペルーが社会的利益の大きい公共インフラ(今回の場合は、低所得者の交通費負担の軽減と環境の改善)に投資できるように支援するというIDBの戦略を反映するものである。

 今回のプログラムは、総額1億2,440万ドルで、世界銀行が4,500万ドルを協調融資し、現地の銀行が合計3,440万ドル出している。

 



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