文化の無理強いの終わり
“多声の惑星”を賞賛するブラジルのジルベルト・ジル文化大臣


アレキサンドラ・ラッセル・ビッティング

 ブラジルの著名な作曲家/音楽家であるジルベルト・ジルは、文化の多様性を長年熱心に擁護してきた。そして、ブラジルの文化大臣となった今、その情熱を政治に注いでいる。

 「ブラジル文化:創造性と発展」と題して最近ワシントンD.C.のIDB本部で行われた講演会で、ジルは、「祖国ブラジル特有の芸術の伝統を守りつつ世界の文化市場におけるシェアを拡大する」という自説を展開した。

 ジルは、そのほとばしるような信念とは裏腹に、ドレッドヘアを肩まで延ばした飾らない物腰のスマートな男性である。9月25日にIDBの文化センターで行われた講演会では、「文化絶対主義」そして人間の豊かな経験の多様さを消し去る恐れのある「標準化の大波」に抗議していた。

 ジルは、2つの大きな理由から文化の多様性を推進する必要があると言う。一つは、どの文化にも世界に二つとない独自の側面がありそこに膨大な創造力が秘められているということである。ジルは、「差異は消し去るために存在するのではなく、認識されて受け入れられるためにある」と言う。二つ目は、文化の多様性の維持が文化的アイデンティティのために欠かせないことは確実だからである。ただし、外国排除については、「我々は世界と自分たちを遮断しようと言っているのではないし、そのようなことを呼びかけることがあってはならない」と警告していた。

 全文はhttp://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2465(英語)にてどうぞ。

「どの文化にも膨大な創造力が秘められている」(ジル談)

 



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