法律と自然
ホンデュラスでは、地方自治体と市民が、経済の基盤となっている壊れやすい環境を保護する活動を行っている

 

ロジャー・ハミルトン

 「パンプキンヒルに通じる道路沿いの木が切られ、おそらくそれらの木から造られたと思われる杭がウティラタウンの目抜き通りに堂々と積まれている」という話を聞くと、アルトン・クーパーのはつらつとした表情がこわばった。

 アルトン・クーパー(33歳)はホンデュラスの沖にある小さな島ウティラ島の町長を務めているが、そのクーパーによれば、「この町では木の伐採について非常に厳しい条例が定められており、違反をしたら罰金が科せられる」という。

 クーパーが話していたその時、町の環境課の責任者であるシェルビー・マクナブは、情報提供を呼びかけるために地元のTV局に向かっていた。呼びかけは功を奏し、翌日には木を切った地元のビジネスマン本人が名乗り出た。切った木材を新しい工場の基礎にしようとしていたのだったが、「すでに伐採されている木から木材を切り出すのに許可が必要とは知らなかった」ということだった。(木が開墾地に再び育ったものであったため、初めに木を伐採していた土地所有者には許可が出ていた。)

ウティラ島の目抜き通りの主役は自転車

 PMAIBは、1994年にIDBから承認された1,908万ドルの貸付も充当し、島の天然資源を保護するとともに、継続的にビジネスチャンスを確保できるような長期計画の基礎を固めた。このプログラムは、調査、投資プロジェクト、制度強化で構成され、列島の4つの自治体の仕事に必要なツールを提供している。また、このプログラムでは、環境の状態および水の供給や節水、汚水処理、ロアタン島の新しいゴミ処理場などの固形廃棄物管理に関する総合データベースが作成された。この他、コンピュータを利用した測量が完了したことも大きな成果である。島々の自治体は、すでにこの測量を基に土地の利用管理能力および増収力を向上させている。

 全文はhttp://www.iadb.org/idbamerica/index.cfm?thisid=2317(英語)にてどうぞ。

ウティラ島には一つしかない丘の景色の邪魔になるマンションやホテルは建っていない

 

 


 


Copyright,2003(C)