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満足な旅行が保証されるのか
まだ浮き沈みの激しいエコツーリズム業界では、必ずしも保証されていない |
冒険を求めて旅立ったエコツーリストは、ガイドが来るのが遅れても、でこぼこのベッドであっても、トイレの水が流れなくても、驚いてはいけない。とは言え、いくら勇ましい旅行者でも、支払った代価に値するものは得たいとその保証を願うものである。
団体旅行では、ホテルチェーンを選んだ旅行者は、何を期待できるのかわかっている。しかしエコツーリズムでは品質がすべて均一というわけにはいかない。「フランチャイズにしてしまうと、旅行客に提供しなければならない独自の趣がなくなってしまう。」国際エコツーリズム協会のミ−ガン・エプラー・ウッズ会長は指摘する。「独立したオーナー経営者をおいてその趣を提供できるものはいない。」
品質管理問題を解決するひとつの方法は、認証である。これについては、独立した組織が、呼び物となる自然の質、食べ物の衛生、地元コミュニティにもたらされる利益、世話役など一連の基準をエコツーリズム会社がどの程度満たしているかについて、評価する。会社は認証印をもらい、これが広報の役割を果たすと共に、観光客を勧誘するものとなる。
エコツーリズムの認証はまだ初期の段階にある。ラ米でおそらくもっとも有名な「グリーン」認証プログラムは、コスタリカのものであろう。しかしここでの事実は、エコツーリズムよりは、むしろリサイクルプログラムなどに関する大小あらゆるホテルの環境に対する意識である(詳細な情報は、www.turismo-sostenible.co.crを参照のこと)。
「理性的な旅行者を助け、業界に圧力をかけるには認証が必要ということは、今では広く認められている。」とワシントンに本拠を置く政策研究機関のマーサ・ハニーは言う。ハニー氏は、世界中のおよそ100もの「グリーン」認証とエコ・ラベル表示プログラムを検討した研究論文「Protecting Paradise:Certification Programs for Sustainable Tourism and Ecotourism」(パラダイスを保護する:持続可能な観光とエコツーリズムのための認証プログラム)を共同執筆し、最近刊行した(www.jps-dc.org/ecotourism/を参照のこと)。
研究論文は、公平性をひとつの問題として提起している。すなわち、国際的な大手旅行会社に比べ、小規模な国内企業は、認証基準を満たし、認証手続きの料金を支払うには、経済的に厳しい状況にある。従って、認証制度は、事業環境の平等化を図るよりはむしろ、大手企業に更なる競争上の優位をもたらす結果になるものである。
少なくとも、認証は、環境保護を重視する真の「グリーン」エコロッジと他の特色を持つホテルとを区分するのに役立つだろう。例えば、一般の旅行会社は、「気分爽快」の自然体験という上辺の見せかけに隠れて、ハニー氏言うところの「エコツーリズム・ライト」を装っている。ホテルでは、例えば毎日きれいに洗濯したタオルを要求しないなど「環境に優しい」慣行を受け入れるよう顧客に求める「グリーンウォッシング」の慣行がある。「タオルを節約して、地球を救おうというのがその考えである。」とIDBのワークショップでハニー氏は説明した。「しかし実際のところは、ホテルの出費節約に役立っているだけだ。」
だからといって、通常の観光事業と環境保護重視の旅行事業はお互いに提供するものは何もないということではない、とIDBが資金供与しているブラジルのアマゾン川流域の主要なエコツーリズム・プロジェクトでチーム・リーダーを務めているフアン・ルナ=ケルセルは説明する。この新しい計画の目的のひとつは、IDBが「太陽と砂」事業に適用することができる優れた慣行を開発することにある。例えば、IDBは現在、あらゆる観光事業の計画立案に地元のコミュニティが参加するべきであり、彼らには費用便益をすべて通知すべきであると強く求めている。
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